Virtual PCにFreeBSDをインストールしてXを動かそうとしてハマりました。情報が少ないようなので参考までに書いておきます。
何年も遠ざかっているうちにXFree86からXorgに移行していて、XF86ConfigやXF86Setupがなくなっていました。設定は/etc/X11/xorg.conf、設定ツールはxorgcfgに変わったようです。
うまく動くようになったxorg.confを置いておきます。
xorgcfg
これが曲者で、起動させると設定はできるものの、設定終了後に表示が消えてしまいます。これは単に画面が表示されていないだけで、OSが死んだわけではありませんが、復活方法は不明です。メニューから「操作→Ctrl+Alt+Del」を選んで再起動させるしかなさそうです。Ctrl+Alt+Delはいきなりリセットではなくシャットダウン処理をするためしばらく時間がかかります。
利用するときはxorg -textmodeとしてテキストモードで起動させるのが無難なようです。
解像度
解像度を設定しようとしてハマりました。試行錯誤した結果は次の通りです。
- ScreenセクションでDefaultDepthを指定すると表示がおかしくなる。
- DisplayサブセクションでModesを指定しても無視される。
- MonitorセクションのHorizSyncとVertRefreshで解像度が決まる。
HorizSyncをいじってVGAとSVGAとXGAは表示できました。それ以外の解像度は今のところ成功していません。
HorizSync 31.5 # VGA(640x480)
HorizSync 38 # SVGA(800x600)
HorizSync 48 # XGA(1024x768)
VertRefresh 60
これらの記述は前述のxorg.confに含まれています。
ロカール
いつの間にかja_JP.EUCがja_JP.eucJPになっていて、ja_JP.UTF-8がサポートされていたので驚きました。しばらくja_JP.UTF-8を使ってみます。
速度
Xを起動しない状態での使用感はCygwinと大差なく、Xでもtwmの環境ではストレスはありませんでした。さすがにGNOMEは重かったのですが、GUIで操作する必要もないので使わないでしょう。
最近のマシンは充分速いので、エミュレータでもほとんど問題ないと思いました。